※この話は、Jackが日本在住の欧米人から聞いた実話です。Jackがあちこちの欧米人コミュニティで会った人から英語で聞き、日本語で私に教えてくれたので、事実と私が聞いた話と若干違ってるももしれません。(Jackに教えた人も同様に誰かから聞いたかもしれません。)嘘か本当なのかわからないので、都市伝説の如く読んで頂けたら幸いです。
ある欧米人が日本に来日した。(たぶん平成時代)
欧米人、仮にジョンとします。
ジョンは、軽い気持ちで来日し、英語講師として働いていた。英語教室で、ノリの良さそうな女性と出会い、交際し、やがて日本で結婚した。
ジョンは、日本語や日本の文化や習慣について深くは学ばなかったし、妻も英語やジョンの故郷の文化や習慣についても学ばなかった。お互いノリと勢いだった。
結婚から数年、ジョンと妻の間に子どもが生まれた。順風満帆だった。
ジョンは、仕事を自分なりに調整し、なるべく妻子と一緒に過ごすようにした。それは、ジョン一家の収入を少なくした。
妻は悩みだした。子どもが生まれたとたん、夫が働かない。休みや早退が多くなった。妻は、ジョンにもっと働くように伝えたが、ジョンは困惑した。なぜ?仕事より、家族との時間を取りたいのに。
妻は思った。日本は男は外で働き、女は子育てに専念。もちろん、生活費は夫が妻に渡すものだと。
しかし、ジョンは、家族は常に一緒にいる。日本は物価が安いから、ちょっと働かなくても平気だ。長い人生、働くより、愛する妻や子どもと一緒にいたい。と、思っていた。
この価値観のすれ違い、じっくり話し合う時間も、外国語の知識も国の習慣についての知識も浅いため、ある日、妻は子をつれて実家に帰った。
ジョンは毎日妻の実家に出向いたが、妻は出てこなかった。なぜ妻は出て行ったのか、もう子どもに会えないのか。ジョンは、ショックのあまり交通機関に飛び込もうとしたが、駅員に止められ、強制退去になった。
感想
聞いた時、ゾッとしました。同時になんで話し合わないんだろ?と、疑問に思いました。でも、国際結婚していると、自称・元国際婚経験者と不思議な縁で出会うんですが、みなさん、だいたいがお別れしています。「どうして話会わなかったんですか?」と聞くと、「話しても無駄」と言う方も多いんです。いやいや、何回も話し合わないといけないよ。1回2回じゃわからないよ。と、私個人として思います。